モノクローム建設が横須賀市、「公共施設への再生可能エネルギー等導入事業」事業者に決定。
2024年9月4日 11時00分2
横須賀市が2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「横須賀市ゼロカーボンシティ」の実現に向け制定した「ゼロカーボンシティよこすか 2050アクションプラン」に基づき、公共施設における平時の温室効果ガス排出量を削減すると同時に、停電を伴う非常時の地域防災拠点等における防災用電源として電力を活用することを目的に令和6年度の「公共施設への再生エネルギー等導入事業」*の公募を行い、弊社子会社の株式会社モノクローム建設がその契約予定事業者にに選定されました。
モノクロームは、モノクローム建設とともに横須賀市内の小学校、コミュニティセンター等の公共施設に太陽光パネルと停電非常時に電力利用を可能にする蓄電池等の設備設置、さらに自社開発のエネルギーを可視化するソフトウェアを導入することにより、経済的価値と環境的価値の効果を継続してモニタリングすると同時に余剰電力を効果的に地域内に循環させることを目指します。
*1:「公共施設への再生エネルギー等導入事業」:
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/0830/pv/public_pv_2024/index3.html
モノクロームは横須賀市役所より受領した30分あたりの電力デマンドデータの活用、NEDOが提供する神奈川県、三浦地点の時間別日照データに拠る太陽光発電量の試算、弊社独自の蓄積したデータと知見を活用し、電力の自家消費率を最大化することで、年間電気代ならびにCO2排出量を削減します。令和6年度再生可能エネルギー等導入施設(浦郷小学校、根岸小学校、鷹取中学校、安浦コミュニティセンター、岩戸コミュニティセンター)においては、太陽光発電設備を導入することで、年間電気代約620万円の削減、およびCO2排出量は杉の木8364本分に値する117.1トンの削減を目指します。
弊社独自開発の発電量と消費電力量を可視化するセンサーとソフトウェア「Energy–1E」により、太陽光発電導入による経済的価値と環境的価値の効果を継続してモニタリングすると同時に、太陽光発電による余剰電力を正確に予測することで、余るエネルギーを効果的に地域内に循環させる方法を検討し、その実現を目指します。また、モニターディスプレイを各公共施設へ設置し、横須賀市民に各施設のエネルギー状況を見える化することで、横須賀市の脱炭素化への取り組みの認知向上と啓蒙活動の実現を目指します。
モノクローム独自開発のエネルギーを可視化するソフトウェア「Energy–1E」
再生可能エネルギー等導入施設には、蓄電池は停電非常時に利用可能なシステムを搭載する、テスラ社の蓄電池を導入します。災害発生が予見される場合、Storm Watchモードを自動的に発動し、蓄電最大容量まで充電し、使用可能な電源を最大限確保します。また、公共施設が避難所となった場合も、「Energy–1E」により発電量と蓄電残量を見える化し、節電のための具体的な指標を提示します。
モノクロームは、創業者の梅田優祐が自宅を建設する際に、理想の住宅用太陽光パネルと、つくられた自然エネルギーを効果的に制御するためのソフトウェア(HEMS)が存在しない問題に直面したことをきっかけに、その問題を解決するため、2021年7月に設立された会社です。
会社概要
会社名: 株式会社モノクローム
代表者:梅田 優祐
設立:2021年7月
事業内容:屋根一体型太陽光パネルとHEMSの開発
公式HP: https://www.monochrome.so/
Instagram:@monochrome.so